SDGs(エスディージーズ)は「Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)」の略で、日本を含む国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。人間、地球及び繁栄のための行動計画として、上記に表示されている「17の目標」から構成されています。目標達成のためには「経済成長」「社会的包摂」「環境保全」という3つの要素の調和が不可欠とされていますが、2030年までに達成するには、取組スピードを速め、規模を拡大する必要があるといわれています。
SDGsは企業だけが取り組む目標でなく、皆さん一人ひとりにとっても実現可能なものです。まずは、マイバッグ・マイボトル・マイ箸などを使うなど、身近なことから取り組んでいきましょう。
※国際連合広報センター資料より

『SDGs』とは、2015年9月の国連総会で採択された行動指針。
「誰一人取り残さない」、持続可能でより良い社会の実現を目指しています。
就職活動の際に、企業選びの軸にすることもできる新しい指標です。
この目標に積極的に取り組んでいる、ハッケン伝!企業3社にインタビューしました。
持続可能な開発目標(SDGs)を支える要素

CASE01
株式会社イワサ・アンド・エムズ
管理本部柿沼さん

快適な建物づくりでSDGs
当社は、新築ビルの塗装工事やマンションの大規模修繕工事などを手掛けています。SDGsへの取組は、2020年CSR委員会の立ち上げからスタート。現在、10の目標に取り組み、とりわけ事業に深く関わる「11.住み続けられるまちづくりを」に積極的です。例えば、マンションの大規模修繕工事ごとに、居住者用のウェブサイトを開設。詳細スケジュール公開やご意見をいただく掲示板など、工事期間も快適にお過ごしいただけるよう尽力しています。

CASE02
宇都宮工業株式会社
取締役役員田中さん

CO2削減でSDGs
2018年、当社代表がSDGs先進国のスウェーデンを視察した後に、取組をスタートしました。水の環境・循環を守るエンジニア集団として「青い地球の未来のために」をミッションにする当社は、企業活動を通じてCO2を削減し「14.海の豊かさを守ろう」の達成に注力しています。建設業では現場事務所を設けますが、工事現場でもゴミを4種類に分別するなどリサイクルを徹底。今後は、現場事務所をソーラー発電で賄うことにも挑戦していきたいです。

CASE03
キャスレーコンサルティング株式会社
代表取締役社長砂川さん

システム開発でSDGs
「社会に役立つITに特化する」が当社コンセプトです。これまで、保育士の働き方改革を支援するシステムや、トラックの過積載を検知し事故を予防するシステム、インド農家の生計向上のためのプラットフォームなど、国内外で社会に貢献するシステムを開発。SDGsの目標達成をサポートしてきました。今後は、達成度を定量化するなどして、ビジネスと社会貢献の両立を証明し、この分野におけるフロントランナーであり続けたいと考えています。

●第25号(2021年6月発行)掲載