リアルインターンシップとオンラインインターンシップの一番の違いは「情報量」ですが、「変化したこと」と「変わらないこと」をきちんと理解しておけば心配ありません!
ここではリアルとオンラインに分けて、今の時代のインターンシップについて一緒に整理していきましょう。
新型コロナウイルス感染症対策として、インターンシップをオンラインで開催する企業が増えています。
初めての取組となるため、疑問や不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
そんな皆さんに、キャリアコンサルタントがアドバイスします。
落ち着いて取り組みましょう!
Part01
リアルインターンシップについて
考えよう!
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4月からずっとオンライン授業で、友だちともあまり会えません。
インターンシップにも早めから積極的に参加したいと思っていたけれど、今は参加をためらっています。
Bくんは3年生だけど、もうインターンシップに参加しましたか? -
夏からインターンシップに参加しようと考えていたけれど、ゼミの勉強などが忙しくて、まだ参加できていないんです。
友達からは、リアルインターンシップよりも、オンラインインターンシップが増えていると聞いていますが、この状況下でリアルインターンシップに参加して大丈夫なのかな? -
リアルインターンシップは、貴重な機会です!
リアルインターンシップでは、資料や映像からの情報だけでなく、社員同士のちょっとした会話やオフィス環境など、いわゆる「雰囲気」という情報も得ることができます。
そうした体験で得た総合的な情報は、仕事をする上で大切なものですので、やはりリアルインターンシップへの参加は貴重な機会です。参加したら、感じたことや不明点も含めて、たくさんメモを取ることを強くお勧めします。良く分からなかったところは、ちょっとした休憩時間などに質問すると良いでしょう。
もちろん、しっかりとした感染症対策が大切です。企業によってはウェブサイトなどで方針を公開している場合があるので、必ず確認してください。
Part02
オンラインインターンシップについて
考えよう!
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オンラインインターンシップは移動の必要もないから交通費も発生しないし、自宅にいながら多くの企業を知り、学べる点がメリットかもしれませんね。
でも、リアルインターンシップより情報が少なそうで心配です。 -
確かにそう思います。
でも、リアルに訪問できる機会は少なくなっているようだし、オンライン面接などで合否が決まることもあるようです。オンラインインターンシップでは、まず何に注意したら良いんだろう? -
オンラインインターンシップは、事前準備を念入りに!
オンラインの場合、企業との接点は画面に収まる範囲のみ。確かに「情報量」という点ではリアルには劣ります。しかし、画面共有などの機能を取り入れて社内の様子を放映したり、様々な拠点をつないだり、企業も工夫をしています。モニター越しのちょっとした情報も漏れなくチェックする姿勢で臨んでください。
注意したいのが、質問時間が限られているケースです。オンラインだと時間経過がつかみにくいものです。あらかじめ質問を考えておくなど事前準備をして参加することをお勧めします。移動時間が掛からないのが、オンラインインターシップのメリットですから、積極的にエントリーしてみましょう。いくつか参加してみて、比較することで、企業の特色が見えてきます。
●第22号(2020年10月発行)掲載