社員主体で働きやすい環境を実現しながら、多彩な業務システムやウェブサービスを開発
<3つの特徴>
●社員が興味のある分野に挑戦できる環境
●委員会活動を通じて働きやすさを追求
●新入社員研修など社員同士が教え合う仕組み
業務システムからウェブまで 幅広いシステム開発を手掛ける
「会社の中心に社員がいる」というポリシーを掲げるビジネス情報テクニカルシステムズは、社員が自分の興味のある分野のシステム開発に携われるようにと、幅広く事業を展開してきた。
取引先は、不動産、航空、自動車、鉄道、生命保険、自治体など多岐にわたり、それら組織の基幹業務システムの開発、保守・運用業務だけでなく、一般消費者向けのサービスを提供するウェブ開発などにも携わっている。
「幅広い業種の情報システムに関わることで、社員が興味のある分野の仕事を選べる環境を作ってきました。業績を上げることだけを追い求めるのではなく、社員から携わりたい分野をヒアリングして、できるだけ希望に沿った仕事に就いてもらっています」と鈴木社長は説明する。
多彩なフィールドのシステム開発を担当することで、社員一人ひとりが自らの志向にあったスキルを高め、結果的に社員の仕事へのモチベーション向上につながるという好循環を生んでいる。
同社では医療事務のシステムパッケージや、大学のeラーニングシステムなど、病院や大学から直接、受注する受託開発にも力を入れている。
また、今後は ニーズの高まりが予想されるクラウドやセキュリティ分野の受託開発も強化していく方針で、そのための専門知識を身に付ける外部研修などの充実を図っていくという。
「ICTの技術は加速度的に進化していますし、今回の新型コロナウイルスのように不測の事態が起こることもあります。どんな時代になろうとも、状況に合わせて対応できる会社であるように、時代の変化に柔軟に対応できる人材育成をしていきたいと考えています」(鈴木社長)

社員が主体となって 働きやすい環境を実現
社員重視の姿勢は、独自の仕組みや制度にも表れている。例えば、OJTは中堅社員が若手社員をフォローするだけでなく、管理職が中堅社員の悩みなどにアドバイスする「OJTライン」と呼ばれる仕組みになっている。これが社員間の年齢を超えた縦の関係づくりに一役買っているという。
また、同社の社員は顧客であるシステム・インテグレータ企業の都内各事業所で勤務するため、社員間の結び付きを強めるための取組も行われている。教育委員会、未来創造委員会など部署を問わない横断的委員会制度が、横の関係づくりを円滑にし、各種社内制度の立案と実行に寄与しているという。
システム開発部で賃貸住宅の管理システム改修に携わる入社6年目の新納サブリーダは、委員会活動にも積極的に取り組んでいるという。
「私が所属していた未来創造委員会では、誕生日や結婚記念日に休める有給のアニバーサリー休暇の新設など、社員が生き生きと働ける制度や仕組みづくりを行っています。自分たちで会社を良くすることができるのはやりがいがあります」

先輩社員が新人研修プランを企画・運営する体制
同社は文系、理系を問わない採用活動を行っており、SEに必要な知識は入社後の研修で身に付けられる体制を整えている。その一つ、コンピュータの基礎を教える新入社員研修は、社員が講師となって後輩を指導する。
入社15年目の倉地リーダは、情報システム部で、不動産会社の顧客管理システムなどの開発に当たりながら、新入社員研修の充実にも貢献してきた。
「教育委員会が新入社員研修のプログラムを作成するのですが、私も講師としてアルゴリズムや言語研修などを担当しています。今年は感染症対策のため、急きょオンライン研修にシフトしました。接続問題や進行など、今年の反省を踏まえて、来年はより良い研修にしたいと考えています」
同社では、新入社員研修後もフォローアップ研修や昇格時に行う昇格研修など、キャリアに応じた研修制度が充実。個々人の希望に応じて、スキルアップを図れる環境がある。

採用担当からのメッセージ
目標を持ち、主体的にスキルアップできる人 当社は何事においても、社員の希望を第一優先にして、社員が挑戦したい業務を提供できるように事業展開しています。将来はこうなりたいといった明確な目標を持って、当社の環境を生かしてスキルアップしていける人と共に働きたいと考えています。また、当社ではコミュニケーションを重視しており、システム開発の業務のほかにも社内の委員会などの活動を大切にしています。円滑な情報交換の重要性を理解し、ミーティングなどにも主体的に参加し、社内の人間関係を深めていける人に期待しています。


●第24号 (2021年3月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。