研修や日々の業務で磨いたECコンサルティング力で、顧客を支援する
<3つの特徴>
●事業内容:ECサイトに特化したコンサルティング
●働く環境:報告会や面談で自らの働き方を報告
●育成制度:社員自らの学ぶ意欲のサポートに注力
緻密な分析によるコンサルティングで 幅広い顧客を獲得
インターネットを使った通信販売(EC)の領域で売上を伸ばしたい、ページ閲覧者数(PV)を増やしたい。そんな企業の要望に対し、解決につながるソリューションを生み出しているCrescent。ECサイトの制作・運用だけでなく、コンサルティング業務に重きを置いているという。
同社の顧客は、中小企業から大手企業まで、ECサイトを持つメーカーや量販店など多岐にわたる。
「どんな戦略を持ってECサイトを構築し、運用していくべきか、サイトの分析をベースにして様々なアプローチでアドバイスを行っています」(氏原社長)
現在は、企業の中長期計画の中にEC領域に関する目標を定めるところが増えているという。同社では、「なぜECを始めたのか」というところから整理し、1、2年で足元を固め、3年、5年と売上を伸ばし続けていけるようなコンサルティングを行っている。
「ECはここ20年で活性化してきた領域です。私たちはECコンサルティング専門の企業が少ないことに着目して、『お客様の利益になる』コンサルティングを実践しています」(氏原社長)
同社の目標は、ECコンサルティングの社会的認知を高め、世界の中でも上位に入るコンサルティングファームとなることだと話す。
2010年の設立当初は、システム開発を中心とした制作会社だった同社。2018年に氏原社長が立ち上げたコンサルティングに特化した会社と合併し、現在に至るという。
今後の展望として、コンサルティング以外のECまわりのサービスにも着手していきたいという氏原社長。
例えば、コールセンターや受注管理、倉庫運営など、ECと深く結び付くバックオフィス業務は多岐にわたる。
「ECに関わるあらゆるコンサルティングを行っていますが、まだバックオフィス機能を持っていません。今後は、培ったノウハウを生かして、メイン事業の拡大はもちろん、プロモーションやCRM(顧客関係管理)などの分野へも進出し、お客様の売上に貢献できるようなサービスを展開していきたいです」(氏原社長)

業務に集中できる環境で ライフ・ワーク・バランスの充実を実現
社員の誰もが仕事の優先順位と時間を意識し、定時までに業務を終えることが徹底されているという同社。
「メリハリの利いた働き方がしたくて、入社しました。プライベートを充実できる環境です」(入社1年目、コンサルティンググループの関口さん)
その他、同社では月に1回、全社報告会を実施。全社的な情報共有の場で、各部署・社員がどんな業務についており、自身に課した目標を達成できたか否かなどについて報告される。
また、年に2回設定されている上長との評価面談では、半年間の働き方の自己評価を提出し、上長からのフィードバックを受けることができる。
「評価面談だけでなく、定期的に上長と話をしています。プライベートの相談にも乗ってもらえ、人を大事にする社風を感じます」(入社1年目、クリエイティブ事業部の石川さん)
また、同社独自の取組として、ポイント制の給与査定を行っている。社員自身が「できていること」「できていないこと」を判断。本人と評価者による平等な評価のもと、給与額が決まる。仕事の評価が、そのまま給与に結び付くのは、モチベーションの一つになるという。

自ら学ぶ姿勢をバックアップする諸制度を整備
社員は個々のスキルアップに、書籍購入制度を活用。部署ごとに与えられた年間予算の中で、必要な書籍を買うことができ、ビジネス書やデザイン書などの購入に利用されているという。
また、ウェブ解析士などの資格取得を支援しており、取得までに掛かる費用を会社が全額負担。加えて資格を取得すれば、手当も支給している。
さらに、社員研修を継続的に行っており、社員全員が最低限知っておくべきECサイトの歴史や仕組みなどを学ぶ機会になっている。
「研修から知識を得ていますが、日常的に先輩からもアドバイスをもらっています。上司との距離も近いですし、自分の意見を経営陣に伝える機会にも恵まれています」(関口さん)

当社の自己PR
業務中は全社員が仕事に集中して、任された業務に向き合っています。その分、仕事が終わればリラックス。オンとオフの区切りがはっきりしていて、働きやすい職場と言えます。当社では、担当する顧客の売上が上がれば、自分の業績にもなるという評価制度を導入しているため、常にやりがいを感じながら働くことができます。(関口さん)


●第25号 (2021年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。