ブランドビジネス事業部とOEM（Original Equipment Manufacturing）事業部の２本柱で事業を展開するアパレルメーカーのドリームワークス。ブランドビジネス事業部では14種類の海外ブランドとライセンス契約を結び、企画、生産、販売、PRまでを一貫して行う。ほとんどが独占契約で、同社から全世界のエンドユーザーに向けて販売を行っているブランドもあるという。
　また、他社ブランドの商品製造を請け負うOEM事業部は、商品単価が平均１万5,000円～５万円の中価格帯のブランドが取引先の中心となっている。さらに同事業部では、製造だけでなく、商品の企画・デザインから請け負うODM（Original Design Manufacturing）にも着手している。
　「当社の強みである企画力、品質管理力、プレゼンテーション力をさらに磨き、お客様に満足してもらえる製品を作っていきます」（奥山常務）
　加えて、2021年からはオーダーメイドのユニフォームの製造を開始し、新しい事業の柱となるよう力を入れている。
　「ユニフォームにもデザイン性が求められる傾向があります。当社ウェブサイト内のユニフォーム関連コンテンツの充実や、展示会への積極的な参加などで販売ルートを広げています」（奥山常務）
　展示会に関しては、アパレル企業が集まるファッションに関する展示会ではなく、「作業道具」「建設」などの異業種の企業が集まる展示会にあえて参加しているという。
　「当社は、2016年にアメリカの作業服ブランドとライセンス契約を結び、衣服の製造を行っているため、丈夫なユニフォームを作るノウハウがあります。これまでに、アミューズメント施設やカフェ、学校などで使用するユニフォームを製造してきました。今後も、お客様はもちろん、実際に使用する人に満足してもらえるような製品を作っていきます」（奥山常務）

　向上心があれば、性別や年齢を問わずキャリアアップできる同社。
　「今年度主任に昇進しました。チームのメンバーとコミュニケーションを取り、チームが同じ方向に進んでいけるように心掛けています」（高澤主任）
　また、同社では月に１回部署ごとに会議を行い、社内業務で改善したいことを経営者に伝え、随時仕事の進め方を見直している。
　「例えば、営業との情報共有の仕方や展示会の準備の手順など、アシスタントチームとしての要望を経営者に伝えています。互いに効率的な仕事ができる方法を共に考えることで、働きやすい環境を作っていくことができます」（入社５年目、ブランドビジネス事業部で営業アシスタントの伊藤さん）

　「お客様の笑顔と感動を提供するために存在する」をモットーに、ファッション好きな社員たちが「好き」の気持ちをモチベーションに業務に取り組んでいます。