建築物に不可欠な設備設計に特化した専門集団。公共施設を中心に若手設計者がチームをけん引
<カイシャの特徴>
●事業内容:建築設備に特化した設計事務所
●仕事のやりがい:社会に不可欠な公共案件に携わる
●育成制度:若手をリーダーに抜擢して育成
●働く環境:充実の休日制度と風通しの良い職場
縁の下の力持ちとして、建築物の快適さ・便利さを支える
2002年設立の婦木建築設備事務所は、官公庁の庁舎、大学の校舎や研究施設、防衛施設、地下鉄の駅などの設計を手掛ける一級建築士事務所。特に建築設備の設計に特化していることが強みで、公共建築での実績が経営の安定化につながっている。
「建築設計と聞くと意匠(デザイン)を想起する人が多いですが、実は建物を利用する上で不可欠な電気・空調などのインフラの設計も重要なのです。当事務所はこの分野で20年以上の実績を持っています」(鏡堂代表)
設計の対象となるのは、各種の照明装置や空調機器、ネットワーク機器、セキュリティー関連機器など、いずれも正しく使えて当たり前の装置であり、同社は、その当たり前を支えている「縁の下の力持ち」といえる。
国内だけでなく海外でも実績を上げており、例えばエジプトのピラミッド近くに建設中の地下鉄の駅やフィリピンの地下鉄の駅の設備設計も手掛けた。海外案件には今後も積極的に取り組む方針で、海外に派遣された若手設計者が現地の技術者と切磋琢磨(せっさたくま)する機会も増えるという。
「どんな建物にも設備設計が必要ですが、この領域に特化した設計事務所は限られています。当社で経験を積むことは、設計者として価値のあるキャリアにつながるはずです」(鏡堂代表)
地域社会に欠かせない公共施設などの設備設計に携わるやりがいと喜び
同社が受託する案件の多くは、施主からの直接発注。鏡堂代表は、携わる社員の成長ややりがいを重視して「面白く、高付加価値な案件」を積極的に獲得しており、それが公共性の高い建築物や地域のランドマークづくりに参画できる喜びにつながっている。
「地下鉄の駅など、地域を支える建築物に自分も携わったという実感は、大きな誇りです」と話すのは、入社4年目、設備設計チーム電気設備担当の山口さん。
リニューアル案件も多く、防衛施設や有名テーマパークのバックヤードなど、通常は立ち入れない建築物の内部に足を踏み入れる機会があることにも、知的好奇心をくすぐられるという。
また、照明のコントロールにAIを活用したり、セキュリティー設備に海外の先端技術を導入したりすることで、最先端のテクノロジーに触れられる面白みもある。技術を駆使して最適な装置を設計することはCO2排出量削減にもつながり、建築物の省エネルギー化に向けた取組にも通じる。
若手に責任ある仕事を任せる。1年目でプロジェクト主担当を務めることも
同社の人材育成方針は、若手社員に責任ある仕事を任せることだという。その結果、31歳の執行役員が誕生するなど経営に関与する人材も現れた。また、新しく発足したAI等の新技術に携わる研究開発チームのリーダーには28歳の社員が抜擢されるなど、若手の活躍する場が広がっている。
「入社1年目で小学校の校舎のリニューアルプロジェクトで主担当を任されました。先輩方に支えられて背伸びしながら取り組んだことで、大きく成長できました」と振り返るのは、入社8年目、設備設計チーム電気設備担当の大野さん。
資格取得の支援も行い、一級建築士、建築設備士、二級建築士などについては授業料の負担や資格取得時の報奨金、毎月の資格手当が支給されている。
ゆとりある働き方ができる。風通しの良い職場で、経営陣とも気軽に交流
同社は、年間休日125日以上、完全週休2日制と、休日制度が充実している。鏡堂代表自ら週末は趣味の時間を楽しむことを徹底し、めりはりのある働き方を実践しているという。
「繁忙期以外は残業が少なく、有給休暇も取得しやすい環境です。周囲と調整してまとめて有給休暇を取って、プライベートを充実させることもできます」(山口さん)
また、新入社員歓迎会や食事会など社員同士が交流を深める機会を定期的に設けている ほか、上司や先輩への相談もしやすく風通しの良い職場環境が整っている。
「当社には遠慮せずに何でも言える雰囲気があります。仕事の悩みを鏡堂代表に直接相談することもあります」(大野さん)
楽しみながら成長できます
挑戦を恐れず、楽しく仕事に取り組むことを大切にしています。文系の方もチャレンジできます。建築設備設計という専門性を身に付けてみませんか。
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●第45号 (2026年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


