新聞販売事業を軸に地域密着事業を展開。やりたいことを形にしながら成長できる
<カイシャの特徴>
●事業内容:新聞販売を軸に地域密着事業も
●仕事のやりがい:顧客から頼りにされる喜び
●働く環境:社員の投票でMVPを選出し表彰
●育成制度:自ら考えて行動できる人材を育成
朝夕の新聞配達サービスと住民の困り事に応える 様々な地域密着事業を展開
2002年に新聞販売店として創業したNHCは、2014年に地域住民の困り事に応える「まごころサポート」をスタート。以来、ハウスクリーニング、ウォーキング教室、スマホ教室、ホームページ制作・運営サポートなど、様々な地域密着事業を展開してきた。
同社は、「困ったときに思い出していただき、相談される存在になる」「好きなこと、得意なことで人の役に立ち、仕事&人生を楽しむ」をミッションに掲げ、新聞配達サービスを主軸にしながら地域密着事業に挑戦している。
「高齢のお客様から電球交換や重たい荷物の運搬など、困り事を相談されたことが新事業スタートのきっかけでした。改めて考えてみると、地域にはいろいろな困り事があります。この地に恩返しするような気持ちもあって、今後も積極的に地域密着事業を展開していきます」(山口代表)
また、様々な地域密着事業を展開する同社が、今後に向けて力を入れているのが教育関連事業。
「かつての暗記型から、今は考える力が求められる時代になりました。情報があふれる中、それらを正しく読み解く情報リテラシーを身に付けるために、紙とデジタル双方の新聞情報が役に立つと思っています」(山口代表)
具体的には、考える力を身に付ける場として、2023年4月に探求学習「みらいつく~る」を開校した。現在は、新聞の読解力や作文能力向上のために、新聞社が企画した作文・スクラップ教室を開催しているが、今後は地域の子どもたちの成長に貢献するため、自社での独自開催も予定している。

顧客から頼りにされ、感謝の声を掛けられる。それがやりがいにつながる
地域の困り事を解消する同社は、地場の企業や商店などの法人を対象にしたPR動画・ホームページ制作も行っている。本社1階には、動画撮影・編集・配信ができるスタジオを手作りで設置。このスタジオでは地域住民向けの教室も開催し、参加者から好評を得ている。
「スマホ教室で『操作を覚えて、孫とビデオ通話ができた』と嬉しそうに言われたときは、私も嬉しかったです」(入社2年目、集金リーダーの三俣さん)
その他にも地域住民のニーズに合ったコンテンツを次々に展開。
「高齢者の間で認知症予防のために麻雀がはやっているそうです。私は麻雀が得意なので、麻雀教室を開くことを提案しました。今では約80人がメンバー登録をしていて大盛況です」(入社3年目、チームマネージャーの中野さん)
やりたいと思ったことが実現でき、喜びの声が直接聞ける環境で、全員がやりがいを持って仕事に臨んでいる。

投票制のMVP選出制度で互いの成長を評価し、認め合う風土が醸成
同社は、社員が安心して働けるような環境づくりにも力を入れている。例えば、借り上げ住宅制度は、初期費用は全額会社負担で、毎月2万円の住宅手当を支給している。また、12パターンのシフト勤務時間があり、個々の事情によって短時間正社員になることも可能。加えて、有給休暇を取りやすいよう気を配っている。
「次の有給休暇には有志社員たちとグランピングに行きたいと思っています」(三俣さん)
さらに、頑張った人を互いが評価し表彰することで、認め合い、協力し合う風土が醸成されている。社員投票で上半期・下半期それぞれのMVPと、年間MVPを選出。上半期・下半期は各5万円、年間MVPには10万円が支給される。
「昨年の上半期MVPをもらいました。とても誇らしかったですし、今後に向けてさらに頑張っていこうと思いました」(中野さん)

自社でのOJT研修や 外部講師を招いての研修で考えて行動する人材を育成
新入社員は外部マナー研修に参加するほか、OJT研修で先輩社員から指導を受けていく。また、外部キャリアコンサルタントが主催する研修や、外部講師を招いたチームワークづくりに役立つワークショップにも参加できる。
「難しい研修という感じではなく、お菓子を食べながら、コミュニケーションやチームワークについて学ぶことができます」(三俣さん)
社員一人ひとりが得意なこと、やりたいことの実現を目指す同社は、業務と研修を通じて、自分で考え行動に移せる人材育成に力を入れている。

代表からのメッセージ
やりたいことを実現できる環境づくりに力を入れています。将来、起業したいという人も働ける環境です。協力し合って新たな地域密着事業を実現しましょう。

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●第33号 (2023年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。