コミュニケーション力+プログラミング力を身に付け、中小企業の働き方改革をITで支援
<3つの特徴>
●事業内容: IT技術を活用して企業の課題を解決
●働く環境:短時間正社員制度導入等、多様な働き方に対応
●育成制度:3カ月間の新入社員研修で初心者も成長
システム開発のノウハウと、業務の自動化技術で顧客の課題を解決
SES(システムエンジニアリングサービス)事業と、ソリューション事業を両軸に、業界・業種を問わず幅広い顧客の業務上の課題をシステム開発やシステム導入で解決し、社会貢献してきたシステム技研。
同社が20年以上展開するSES事業では、大手企業を中心としたソフトウェアやシステムの開発・保守・運用に関する業務を請負っている。大規模なプロジェクトも多く、顧客先に常駐してほかのシステム開発会社と協業するケースもあるという。
もう一つの軸であるソリューション事業は、現在同社が最も注力している領域で、中小企業が抱えている業務や経営的な課題を、IT技術を活用したシステム開発やシステム導入で解決していくというもの。
「具体的には、サイバー攻撃やコンピュータウイルス対策などを行うセキュリティ事業と、ロボット(デジタルレイバー:仮想知的労働者)による業務の自動化を実現させていくRPA(Robotic Process Automation)事業を展開しています。特に中小企業を中心としたお客様の要望にきめ細かく応えられるよう、尽力しています」(松原代表)
生産年齢人口が減少していく中、業務の効率化を進める企業にとって、RPAは重要な課題であり、これからの企業経営のキーワードとなりつつある。
様々な業種業界のシステムを開発してきた同社も、2018年から本格的にRPA事業に取り組み、自社のオリジナルRPAツールである「RAKUPANDA」を開発。今後は同ツールを軸に中小企業の課題解決を支援する予定という。
「企業によって抱えている課題は違いますし、特に中小企業は企業ごとに、求めるものが大きく変わってきます。要望に的確に応えていくには、お客様の業種、事業内容などをお客様以上に把握する必要があります。そうした対応ができることも、当社の大きな強みの一つです」(松原代表)

ライフステージの変化にしっかり対応する環境で、ママプログラマーも活躍
子育てをしながらプログラマーとして働く女性社員もいる同社。残業時間をできる限り削減したり、有給休暇を取りやすくするなど働く環境の整備にも力を入れている。
入社3年目、開発部でソリューション事業に従事し、顧客とのやり取りも多いという澤井さんは、一児のママ。
「年次有給休暇とは別に、子の看護休暇も利用しています。子どもは急に熱を出すことがありますが、休みにくい雰囲気は全くありません」
その他、育児休暇から復帰した社員などを対象に、個々の事情に合わせて就業時間を定める短時間正社員制度を導入しており、現在2名が利用しているという。子育てが一段落して、本人が希望すればフルタイムの正社員に戻ることも可能というフレキシブルな制度となっている。
「一人ひとりのライフステージが変化しても、働き続けられる会社を目指しています」(松原代表)

基礎から学ぶ新人研修と権限委譲の環境でスキルを身に付ける
昨今では、義務教育でプログラミングが必修化されるなど、プログラムが身近なものになりつつあるが、最も重要なのは人と関わる力だと話す松原代表。
「入社時にITの知識や技術がなくても問題はありません。それ以上に、当社はコミュニケーション力を重視します」
また、年齢や社歴に関係なく、仕事を任せていく同社では、若いうちから多くの経験をすることで、興味の幅も広がり、発想も豊かになるという。
「新入社員の頃から様々な打合せに参加させてもらい、知識を身に付けることができました。この仕事はお客様の業務内容への理解が不可欠。興味を持って、相手を理解するように心掛けています」(澤井さん)
入社2年目、開発部の北野さんは、これからの世の中、IT技術は全ての企業に必要だと考え、プログラム未経験で同社に入社したという。
「入社後3カ月の研修で基本をしっかり学べました。その後も担当する業務に応じて、先輩が必要なスキルを教えてくれるなど、学ぶことへの支援がとても充実しています」

当社の自己PR
代表や役員との距離が近く、若手社員でも手を挙げれば様々なことを任せてもらうことができます。私は自社製品の広報担当も兼務して、パソコン上の業務を効率化する「RAKUPANDA」のウェブサイトを制作しました。自分の工夫で製品をPRできるまたとない機会をもらい、お客様からの評価もいただけました。(澤井さん)


●第26号 (2021年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。