保育士も楽しく伸び伸び過ごせる環境で、互いに高め合いながら成長し続ける
<3つの特徴>
●事業内容:健康・思いやり・主体性を育む保育園
●働く環境:休みが取りやすく長く働ける職場環境
●育成制度:多様な研修に参加して全員がスキルアップ
充実した戸外遊びや新鮮な食材による給食で 園児の健康な成長を育む
多摩丘陵の豊かな自然の中で、約40年にわたり園児の健やかな成長を支え続けてきた由木あすなろ保育園。戸外活動に力を入れる同園の広い園庭には、体幹を鍛えることができる大型のアスレチック遊具が設置されており、園児が思いきり体を動かすことができる。また、植物や昆虫の観察も子どもたちの好奇心を刺激する環境という。
また、その他の活動として散歩の時間も多く取り入れ、園児の安全を確保した散歩ルートは30種類にも及ぶと話すのは藤原園長。
「当園の子どもたちは普段からたくさん歩いています。年長になれば、高尾山を登りきる体力が付くと保護者にも評価されています」
さらに、園内で手作りされている給食には、国産の新鮮で質の良い食材を厳選して使用。おやつにも人参グラッセやゆでブロッコリーなどを出し、おいしく体に良い食材の提供を徹底している。
「当園の経営理念の一つは『安心して、のびのび、笑顔で過ごせる保育園』です。いつも感謝の気持ちを忘れずに、プロセスを大切にする保育を心掛けています」(藤原園長)
また、同園は保育指針に基づき、園児が様々なことに興味を持てるような保育にも取り組んでいる。外国籍の園児もいるため、多様性を理解するための取組として英語レッスンも行っている。
さらに、地域とつながる活動として、音楽教室や英会話教室の場を提供している。
「地域の大人が特技を生かして子どもたちに何かを提供できる場になればいいなと思います。地域の子育て支援に貢献することも当園の大切な役割です」(藤原園長)
地域に根付くとともに、長く勤務する保育士も多いことから、卒園生も気軽に立ち寄るという同園。中には卒園生が、アルバイトや保育士として、働く仲間として園に戻るケースもあるという。

余裕のある人員配置で休暇を取りやすく、全職員が安心して働ける
同園では、保育士の人員配置に余裕を持たせていることもあり、休暇を取得しやすい雰囲気がある。有給休暇は入職初年度から15日間付与され、年間2日間分までは2時間単位でも取得できるため、急な用事などにも安心して活用できる。
入職6年目、保育士の松永リーダーは、皆で声を掛けながら、若手も積極的に有給休暇を利用していると話す。
「身体を休めたいときやプライベートの用事などに気兼ねなく休めるので、とても助かっています」
また、女性が多い職場ということもあり、職員の産前産後休業・育児休業の利用も多い同園。短時間勤務制度を活用して働き続ける保育士もおり、状況に応じた無理のない働き方が可能な環境になっている。
「お休み中の保育士さんにも情報を共有するなどコミュニケーションを取っており、復職時には皆で迎え入れる温かい雰囲気に包まれています」(入職3年目、保育士の高島さん)
さらに、保育士の健康サポートの取組として、週1回、休憩時間にリラック スヨガ教室を実施。リフレッシュして午後も元気に働くことができるという。

若手向けピアノレッスン、外部研修参加など 費用は全て園が負担
「職員一人ひとりの成長を応援する」という藤原園長の方針から、保育士の研修参加を積極的に推奨している同園。
子どもの発達と支援について学ぶ発達サポーター研修、リーダー業務に役立つ研修など、地方自治体や各種団体が主催する外部研修を各自の希望で受けることができる。さらに、参加費や交通費、昼食代など参加に要する費用全額は園が負担するという。
「マネジメント講習を受けたことで、後輩たちにモチベーション高く仕事をしてもらうためのマネジメント方法を学ぶことができました。今後も、積極的に外部研修に参加したいです」(松永リーダー)
また、園内では希望する保育士に向けて、入職2年目までピアノレッスンを行っている。年度末にはピアノのミニ発表会も行われ、両手で弾くのがやっとだった保育士が、園児や保育士仲間たちから拍手喝采を受ける感動のステージになるという。

当法人の自己PR
年齢層が幅広く、育児や介護を経験しながら長く働く保育士も多いので、ライフステージが変わっても安心して活躍できると感じています。私は卒園生ですが、働く立場になって「こんなにおいしい給食を食べていたんだ」「自然が豊かだな」と改めて当園の良さを発見しています。子どもの成長に驚きや感動を覚える毎日です。(高島さん)


●第26号 (2021年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。