東京カイシャハッケン伝!

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中小企業しごと魅力発信プロジェクト取り組みレポート

2022年度

2021年度

取り組みレポート

第二回:企業×学校関係者就職情報交流会 / 12月15日(水)実施

 2021年12月15日、新宿NSビルイベントホールにて『令和三年度第二回企業×学校関係者 就職情報交流会』が開催されました。2022年卒の入社まで数カ月を控え、また、2022年3月からは2023年卒向け会社説明会がスタートするというタイミングの中、最新情報を交換したいと考える学校関係者、企業担当者が集まりました。検温・アルコール消毒・アクリル板の設置など、感染症対策が施された会場に、135社の企業、51校52キャンパスが参加。両者で積極的な交流が図られました。

入場受付もしっかりとソーシャルディスタンスをとって行われた

交流会への期待が高まる中、参加者は感染症対策をして入場

 受付は学校関係者と企業担当者の入場時間を分け、学校関係者が先に会場入りした後、企業担当者が入場する形でスタート。受付スタッフはマスク、使い捨てのゴム手袋を着用するなどの感染症対策を講じた上で、参加者を誘導しました。参加者はマスクを着用し、サーモグラフィによる体温測定、手指のアルコール消毒を行い受付へと進みました。

検温の後、アルコール消毒で万全に感染症対策

オリエンテーションで、企業PRの方法や学校マイクリレーを聴講

 学校関係者との交流に先立ち、約30分間の企業担当者向けオリエンテーションが実施されました。若年層の採用支援やキャリア支援を行う講師によるオリエンテーションでは「労働人口が減っていく中での企業PRの仕方」「学生が求めている情報とは?」といったテーマがあがり、企業担当者はうなずきながら耳を傾けていました。
 その後、専門学校神田外語学院、国士舘大学、赤門会日本語学校、東京医療保健大学の4校が1分間のマイクリレーで、自校と自校の学生の特徴などをアピールするとともに、交流会への期待を伝えました。最後に交流会での注意事項等の説明があり、オリエンテーションは終了。企業担当者は順次、交流会会場へ移動しました。

講師の話に真剣に耳を傾ける企業担当者
自校と自校の学生の特徴を1分で伝える学校担当者

限られた時間の中、活発な意見交換を行う学校関係者と企業担当者

 交流会は、各ブースで学校関係者と企業担当者が対面で話をして、10分程度を目安に入れ替わりながら交流を図るスタイルで進行しました。順番を待っていた製造業の企業担当者に話を聞いたところ、「23年卒学生の就職活動の状況確認がメインですが、内定辞退者が出てしまい追加募集しているため、22年卒の情報も得られればと思っています」と、年度を跨いだ情報収集を期待していました。一方、学校側の担当者からは、「公務員を目指して試験を受けた中で、残念な結果となってしまった学生など、就職活動を続けている22年卒の学生もいます。そうした学生にも良い情報を届けられればと思っています」という声もあがるなど、会場では企業側と学校側が活発に情報交換していました。
 また、IT関連の企業担当者からは、「昨年度は新型コロナウイルスの影響で採用活動に苦労しました。今年度は私たち企業も学生もリモートに慣れたこともあり、だいぶスムーズになった気がします」といった声がありました。さらに、語学の専門学校の担当者からは「これまでは、航空会社や観光業に就職する学生がほとんどでしたが、現状は難しいので新しい企業や新しい職種との出会いを期待しています」という声が寄せられました。さらに、大学の担当者からは「新型コロナウイルスの影響は大きいです。でも、誰もが同じ環境ですから、私たちが柔軟に対応し、状況や時期に合った情報を的確に学生に提供していきたいです」といった前向きな声もありました。
 企業も学校も、世の中の状況が大きく変わる中で、有益な情報を収集するために、積極的に会話を進めていました。

交流に先立ち名刺交換をする学校関係者と企業担当者
双方が熱い気持ちを伝えあい意見を交換し合う

まとめ

 建築業の企業担当者からは「当社は新卒採用をしてまだ間もないので、学生の知名度もほぼゼロ。こうした場があるのはとても心強いです」とのコメントをもらいました。またIT関連の企業担当者から「学校訪問などが簡単には行えない状況で、これだけの学校関係者と会える機会はとても貴重です」という声を聞くなど、今回の交流会もとても好評でした。優良企業との出会いを求める学校関係者、優秀な学生を採用したい企業担当者、両者にとって実りある情報交換の場となったようです。