東京カイシャハッケン伝!

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中小企業の魅力

ABWで変わる働き方:
場所も時間も“選べる”時代へ

この特集のPOINT

  • ●適した場所や時間を自ら選んで生産性を高める働き方
  • 柔軟な働き方ができる中小企業をチェック!

ABWとは

=Activity Based Working

出社とテレワークの双方の利点を活かし、仕事の内容や目的に合わせて従業員自らがふさわしい場所や時間を選べることで、生産性の高い仕事が可能となる働き方

Case01

エス・エー・エス株式会社

金融・流通業務を中心としたシステム構築、バックオフィス業務支援

働く「場所・空間」
  • テレワーク・リモートワーク
  • フリーアドレス
働く「時間・スタイル」
  • 時間単位の有休取得 / 勤務中の中抜け許可
  • 服装・髪型の自由
  • その他(「時差Biz」の導入)
「キャリア・業務」の自律
  • 社内公募制度やプロジェクト型組織
  • 副業・兼業の許可

テレワークと時差Bizの導入で公私ともに充実

コロナ禍以前から、生産性向上やライフ・ワーク・バランスの推進、育児・介護との両立支援を目的にテレワークの整備を進めていました。テレワーク制度の正式導入により通勤時間が削減され、平日退勤後に習い事や趣味の時間を確保したり、資格取得に向けた勉強の時間に充てたりするなど、社員のライフ・ワーク・バランスにおける充実感向上を実現しました。また、時差Biz(時差出勤)の導入によって出社の際にも混雑する時間帯を避けた通勤が可能となり、メンバーがより柔軟に働ける環境づくりにつながっています。時差Biz導入前は子どもの保育園の迎え時間に間に合うよう慌ただしく移動していたメンバーから「時間に余裕を持って迎えに行けるようになり、精神的な負担軽減にもつながった」という意見をもらうなど、子育て世代を中心に好評です。オフィスでは、メンバーが自由に好きな場所で業務ができるフリーアドレスを導入。毎回近くに座る人が変わるため、部署を越えたコミュニケーションが生まれやすく、普段の業務では接点の少ない方と交流できています。情報交換や相談がしやすくなったとの声もあります。

美容院や映画鑑賞など気分転換のための費用半額を補助する「リフレッシュ制度」など、多様な福利厚生制度も働きやすさにつながっている
東京ライフ・ワーク・バランス認定企業等を取得
様々な企業を支える勤怠システムを自社開発

Case02

株式会社TOK

機構部品の開発・製造・販売

働く「場所・空間」
  • テレワーク・リモートワーク
  • 集中ブースや個室空間
  • 社内カフェ / ラウンジスペース
  • スタンディングデスク(昇降式デスク)
  • ワーケーション制度
働く「時間・スタイル」
  • 時間単位の有休取得 / 勤務中の中抜け許可
  • 服装・髪型の自由
  • その他(選択的夏季休暇)
「キャリア・業務」の自律
  • その他(他部署研修制度・スタディ休暇制度・人生を豊かにする休暇規定)

快適な仕事空間や社員食堂が出社の動機に

「誰もが能動的に働くことができる環境を作りたい」というのが、当社の基本的な考えです。「働く場所も服装も、会社に言われるままではなく自分で選んでほしい」という代表の思いがあり、社員の声を参考にしながらテレワーク等の制度を導入してきました。会社に行くことが仕事ではないという考え方から、社員は必要に応じて出社かテレワークかを個々の業務内容に合わせて選択可能です。オフィスは社員が楽しんで働けるようなデザインで設計し、健康バランスの取れた温かい食事を安価で提供するカフェテリアもあります。社員が出社を選ぶ理由は「自宅の環境が仕事に適していない」といったものから、「カフェテリアで食事をしたい」等まで様々。会社としては、快適なオフィスで出社意欲を高めることで、仕事が捗るだけでなく、社員同士のコミュニケーションを促進したいという狙いがあります。社員からは「働く場所を選択することで仕事に集中できる」「通勤時間が無くなりストレスが軽減した」などの声が上がっています。なお当社は、めりはりのある働き方を推奨しているため、休みも取りやすく、様々な特別有給休暇も整備しています。

フリーアドレスのオフィス。デザイナーズの高級感ある内装で、社員間のコミュニケーションが活発になることを重視して設計されている
柔軟な働き方ができるオフィススペース
おしゃれで安価なカフェテリアは社員に人気

Case03

株式会社プラグマ

給与・労務、会計・税務のコンサルティング・アウトソーシングサービス・DXコンサルサービス

働く「場所・空間」
  • テレワーク・リモートワーク
  • フリーアドレス
  • 集中ブースや個室空間
  • 社内カフェ / ラウンジスペース
  • スタンディングデスク(昇降式デスク)
働く「時間・スタイル」
  • コアタイムのないフレックスタイム制
  • 時間単位の有休取得 / 勤務中の中抜け許可
  • 服装・髪型の自由
「キャリア・業務」の自律
  • 社内公募制度やプロジェクト型組織
  • 副業・兼業の許可

交流や共創、気分転換の場にオフィスを刷新

コロナ禍を経て、出社と在宅のハイブリッドが一般的になった2023年のタイミングで、オフィスを単なる作業場ではなく「交流や共創、気分転換の場」へと刷新。社員の意見を集めながら、出社する理由になるような快適な環境づくりを目指しました。具体的には紙書類の電子化や倉庫への保管で、ファイル等で占められていたスペースを開放し、フリーアドレスの広々とした空間にリニューアル。作業スペースとしては、立ったままPCで作業ができる昇降式デスクや周りから仕切られた集中席が人気です。特に集中席は導入により社員満足度が30%向上しました。また、カフェスペースは、終業後の社員がお茶などを飲みながら自然と交流するスペースになり、帰宅前のオンとオフの切り替えに役立っています。テレワークとフルフレックスタイム制も積極的に活用されています。現在は、入社2年目以降の社員であれば原則月12日までの在宅勤務を認めており、社員それぞれがライフスタイルに合わせて自律的に出社と在宅を使い分けています。ABWの取組を通して出産や育児、介護などライフイベントとキャリアの両立をできる社員が増えました。

同社のカフェスペース。昼はランチを取りながら、夜は互いの繁忙を労う等、部署横断のコミュニケーションが増えたという
社員がアイデアを出し合うフラットな職場
ライフスタイルに合わせて働き方を選べる

●第45号(2026年6月発行)掲載