東京カイシャハッケン伝!

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就活に役立つ情報!

採用担当者がホンネで語る!
ガクチカだけではないんです。
実は〇〇も見ています!

この特集のPOINT

  • ●就活で、企業は学生の何を見ているいるんだろう?
  • 中小企業ならではの視点をリサーチしてみよう!

Case01

【製造業】

株式会社東あられ本鋪

重視するのは好きなことを掘り下げられる人かどうか

小林さん
代表取締役社長 小林さん

「この会社でやってみたいこと」を自分の言葉で語れるかを大切にしています。私が選考過程で見るのは資格や経歴だけではなく、研究テーマ、アルバイト経験など。その人がどんなことに熱中してきたのか、「好きなことを掘り下げられる人かどうか」を重視しています。気になったことを自分で調べる、試してみる、改善してみるという姿勢は、ものづくりの現場ではとても大切だからです。そして「こうしてみたい」という工夫や提案を、素直に話してくれる人に、とても魅力を感じます。就職活動において大切なのは「何に興味があるのか」「どんなことをやってみたいのか」を、じっくりと考えてみること。得意なことを探すとなると無理が生じるかもしれませんので、好きなことを深める感覚で、ぜひ自分らしい就職活動をしてください。

Case02

【製造業】

株式会社内野製作所

無理に話を盛らず自身の経験を志望動機につなげて

高井さん
工場長 高井さん

当社は製造業なので、バイクなどの機械に触れたエピソードや、ものづくりが好きだったり関わったりした経験を聞けると自然と評価が高まります。面接では上手に応える必要はなく、素直に自分のことを話して、質問への受け答えがしっかりできていれば大丈夫です。たくさん遊んでたくさん良い仕事をしてほしいと思っているので、その方の背景を知るためにも、いろいろと話を聞くことがよくあります。話を盛ることなく、まずはこれまでの自身の経験や考えを、自然に志望動機につなげてください。私は、面接の時点では強みがあるかないかは重視しません。社会に出ると毎日が勉強ですから、学びへの意欲があること、成長していきたい姿勢が見えること、あとは元気があればそれだけで十分です。面接でもリラックスして自然体で臨んでください。

Case03

【その他】

株式会社オヤマダ

経験から見る協調性。挑戦や学びへの姿勢も評価

松井さん
事業推進室副室長 松井さん

主体性を持って積極的に物事に向き合い、学ぶ姿勢を持ち続けることができる方と一緒に働きたいと考えています。選考においては、会社に利益を生み出すことに興味や関心があるか、人と関わることが好きかどうか、チームワークを大事に考えているかなど、能力以上に誠実さを持っているかを重視しています。具体的には、アルバイトやボランティア、プロジェクト等の参加経験から、協調性や論理的思考力があるかを見極めています。その他に検定や資格などへチャレンジした経験も確認しています。自分には強みがないと感じているなら、まずは情報収集をして自身に何が必要なのかを見つけ、強みをつくるためのチャレンジをしてください。意識をして自分の長所を磨き、短所をポジティブに変換して一歩でも前に進もうとする姿勢に共感します。

Case04

【情報通信業】

株式会社ジャステック

特別な経験でなくていい。学びを今に生かせているかが大事

石神さん
参与 石神さん

選考のポイントは、人と接することが苦にならないか、人柄や仕事への姿勢です。大切なのは特別な経験ではなく、どう考え、行動して学び、それが今にどう生きているか。家族などの誰かを支えた経験や、継続しているスポーツなどは重点的にヒアリングしています。自分では当たり前すぎて強みだと認識していなくても、ありがとうと言われたこと、人と違って意外だと言われたこと、スポーツなどでも今まで続けられたこと、その全てが自分の強みになります。自信を持って面接で伝えてほしいです。学生の皆さんにおすすめするのは、言葉以外から相手の考えを読み取る「ノンバーバルコミュニケーション能力」を伸ばすこと。この「察する力」があると、コミュニケーション力が格段に上がり社会人として大きな武器になります。

Case05

【製造業】

大東印刷工業株式会社

自分の言葉で話すことが大事。事前準備で取り組む姿勢を評価

中島さん
営業企画部部長 中島さん

印象に残るのは、質問に対してたどたどしくても自分の言葉で答えられる人です。また、面接のような重要なシーンで、どれくらい熱意を持って準備してきたのかも見ています。例えば、当社では面接の際に5分間、課題に関するプレゼンをしてもらうことを事前に伝えています。それに対してパワーポイント等の資料を用意してくる人や、時間通りにプレゼンを終えられる人は、しっかり取り組む姿勢があるということで自然と評価が高くなります。就職活動の中で、自分の強みを客観的に見つけて、それを生かせる業界や職種を選択するのは自分の力だけでは難しいこともあると思います。そんなときは、所属する学校のキャリアセンターや国や東京都などの公的機関を積極的に利用し、すでに社会を知っている大人の知識や専門家のアドバイスを活用するのがおすすめです。

Case06

【情報通信業】

株式会社ティアーズコンピュータ

形式的なガクチカより研究など学業での取組を重視

中島さん
代表取締役 寺内さん

ガクチカが形式的になってしまうと、個性や考えが見えづらくなってしまうように感じます。就職のためにガクチカに取り組むのではなく、社会に飛び込む前の期間を有効活用して何にでもチャレンジするという姿勢を持ってほしいです。「学生時代に自分が信じたことはこれだ」と主張できるようになれば、企業は魅力的に感じるでしょう。当社では研究やゼミの話、これから取り組もうとする卒業研究・論文などの構想を重視しています。一番は学校での取組、それを補完するのがガクチカだと捉えています。まずは自分を棚卸して、もっとも自信のあることをアピールしてください。例えば、毎日通学前にお弁当を作った、休まず通学した、そんな些細(ささい)なことでも、基本的なことに着実に取り組める人材を企業は求めています。ガクチカを無理やりつくる必要はありません。

Case07

【その他】

桃伎舎株式会社

まずは封筒の扱いから。気遣いや心配りができているか確認

佐藤さん
取締役人事統括 佐藤さん

提出いただいた履歴書を見る前に、まずは封筒の扱いに目が行きます。書類がクリアファイルに入っているか、宛名が丁寧に書かれているか、封の仕方や糊付けがきちんとしているか。相手に届けるものに対して、どれだけ気遣いや心配りができる方なのかを想像しています。面接では会話から、「どこでもいい」ではなく「この会社がいい」という気持ちが伝わってくるととても嬉しいですし、一緒に働きたいと感じます。自分に強みがないと感じる方、やりたいことが見つからない方は、まず普段の生活の中で誰かを応援する姿勢を持ってみてはいかがでしょうか。共感できる仲間、先輩、家族などを応援し、支えようとする姿勢は立派な行動です。誰かのために動く中で、責任感や行動力、信頼される力が少しずつ育ち、気づけばそれが自分の強みになっていくはずです。

Case08

【その他】

ホリアキ株式会社

模範解答ではなく本音や失敗談を聞きたい

高野さん
管理本部総務部課長 高野さん

面接や面談は「テスト」ではなく、お互いの「マッチング」の場です。誰でも話せるような模範解答ではなく、成功体験はもちろん失敗談も飾らずに話してほしいです。面接官である自分たちも、飾らない自分たちを見せ、皆さんの飾らない本音を引き出すことを心掛けています。重視しているのは「人間同士の信頼関係」を築ける人かどうか。スキルが高い人は「尊敬」されますが、一緒に働きたいと思う人は「信頼」と「親しみ」も兼ね備えています。ですから、スキル面だけでなく、人柄とのバランスが取れている人に魅力を感じます。就職活動では悩むことが多いと思いますが、社会人になったときに「あの時あんなに悩んだから、人の痛みがわかるようになった」という強みに変わります。あなたのペースで進んでいきましょう!

●第45号(2026年6月発行)掲載