自己分析とは、自分とはどんな人物なのかを客観的に把握すために、これまでの経験を振り返り、整理する作業です。自分は何が好きで、何が嫌いなのか、どんなことに喜びを感じ、何を大切にしているのか、自分の性格や価値観を具体的に言葉で表現することを目指します。
どんな企業を選べば良いか分からない。人に話せるようなエピソードが見つからない。
就職活動に向けて、そんな悩みはありませんか?
そこで大きな力になるのが「自己分析」です。
友達を誘って一緒に取り組んでみましょう。
自己分析とは?
ワークの手順
- ① 付箋や白紙を使って、自分の過去の経験を書き出してみましょう!
- ② 特に大変だった経験、長期間関わった経験をピックアップ!
- ③ ピックアップした経験を友達同士で発表し合いましょう!
Step.1 自分の過去を掘り下げよう
Point
自己分析をするには、まず付箋や白紙に、これまで経験したことを書き出します。思い付く限り書き出してみましょう。その際、「名称」「規模」「期間」「自分の役割」なども書き出していきます。 次は、その中から自分が最も印象的だった事柄をピックアップして、掘り下げていきます。「より苦労したこと」「より長い期間携わったこと」を選ぶと良いでしょう。その上で「自分が目指したことや目標」「苦労をどう乗り越えたのか」「学んだこと」「その経験をどう未来に生かしたいか」を書き出していきましょう。
- 経験や苦労した思い出などを言語化することで、自分を客観的に理解できました。
Aさん - 思い出したくないと思っていた失敗が自分を成長させてくれたと振り返ることができました。
Bさん
Step.2 第三者から見た自分を知ろう
Point
Step.1で書き出した経験について、友達の前で発表しましょう。その後、友達から感想をフィードバックしてもらいます。「そんな大変なことに挑戦するなんて、すごい」「たくさんの人をまとめることに向いている」といった友達の感想は自分を知るヒントになります。また、友人だけでなく、親や先輩など、身の回りの人に積極的に自分について聞いてみましょう。これを他己分析と言います。意外な返答が多いかもしれませんが、それを掘り下げていくことで、自分の新しい魅力を発見できます。
- 自己分析は一人でやるイメージがあったので、第三者に分析してもらえ、新鮮でした。
Cさん - 第三者から見た自分のイメージを聞いて、意識していなかった側面を発見できました。
Dさん
グループワークの流れ(例)
まとめ
仕事の選択軸をハッケンし、自分を上手にアピールできるようになる
自己分析で自分の特徴や長所・短所、価値観を客観的に把握することで、強みが浮き彫りになり、自分に合った仕事や企業を選ぶ軸が見えてきます。また、もし自分の過去の経験がありきたりだと思っても、規模や期間といった数値などを加えて理論的に伝えることで、面接でもより具体的で説得力のある自己ピーアールができるようになります。自分のことをより良く知るために、ぜひ、取り組んでみてください。
●第18号(2019年9月発行)掲載