オンライン説明会や面接は、意思が通じにくいなど、不安を感じる場面もあるでしょう。しかし、これからは仕事もオンラインで進めることが増えていきます。就活を通してオンライン活用スキルをアップしておくと、社会に出てからも役立つはずです。
新型コロナウイルス感染症の影響から、会社説明会や面接がオンラインで行われるなど、これまでとは違った今年の就職活動。
実際、どんな経験だったのかを大学4年生の先輩たちに聞きました。
どんな就活を経験しましたか?苦労した点、工夫した点は?
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授業でツール自体は使い慣れていましたが、オンラインでの面接マナーなどを模索しながらの就活でした。部屋を綺麗にしたり、背景にも注意したのはオンラインならではだったと思います。
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合同説明会が中止になり、社員の人柄を重視したい自分には打撃でした。そこで、興味がある企業のSNSに問い合わせ、OB訪問をお願いしました。実際、何社かの社員に会うことができました。
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内定企業は、面接から内定式まで、全てオンライン実施でした。オンライン面接は自宅から参加することができたので、緊張することも少なかったです。ただ、雑談がしにくいのが難点でした。
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自宅から2時間近く掛かる企業もあったので、時間を有効活用できるという点からもオンライン選考はありがたかったです。一方、スマホのネットワーク容量に注意する必要がありました。
就活を通して得たことは?後輩の皆さんへのメッセージもお願いします!
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オンライン面接中心でしたが、メールでの事前対応や当日の進行などにも、企業風土や大切にしている価値観が現れているのを感じました。緊張せず、悔いのない就活を頑張ってください。
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オンラインだからと臆せず、どん欲にアプローチしてみることが大切です。その際、自分の考えていることを、相手にしっかり論理立てて伝えられることがとても重要だと思いました。
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エントリーシートには、アルバイトなど学業以外に力を入れたことを問う項目が必ずと言って良いほどありました。学業の他に打ち込んだものが一つあると、何を書こうか悩まずに済みます。
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授業も就活もオンラインという日々を通して、ゆっくりと自分を振り返ることができました。今まで気付かなかった自分を発見し、成長していくためのヒントを得ることができました。
“カイシャハッケン伝!企業”も、就活生を応援しています!!
ADVICE02
三興塗料株式会社
人事部清水さん
会社訪問のチャンスを見付けて!
実際の職場の雰囲気は、オンラインではなかなか伝わらないものです。面接官にとっても、就活生の人となりが把握しにくいときがあります。もしチャンスがあれば、感染症予防の配慮をしながらリアルな会社訪問の機会がないか探してみてください。
ADVICE03
スタートライングループ株式会社
専務取締役赤坂さん
リズミカルな会話を心掛けよう!
今後も会社説明会や面接は、オンラインが主流になると思います。モニター越しの面接は、リアルな印象がつかみにくいことから、面接官は会話のリズムや手振り身振りに注目します。リズミカルな会話とオーバーアクションを意識すると良いですよ。
ADVICE04
有限会社マルシモ
広報課長小堀さん
リラックスして挑みましょう!
通常でも不安を感じる就活。コロナ禍であればなおさらのこと。就職があなたの一生を決めるものではない、一つの通過点に過ぎないという気持ちでリラックスして挑んでください。自分の未来にワクワク感を持てばどんな結果も納得できるはずです。
●第23号(2020年12月発行)掲載