どの企業でもコミュニケーション能力を重視していることが改めて分かりました。
就活やビジネスで必要となるコミュニケーション能力は、相手の意図を把握する「聴くチカラ」や、相手が理解できるよう「伝えるチカラ」を養うことで身に付けることができます。では、それらはどうやって身に付けられるのでしょうか。カイシャハッケン伝!企業のリーダーたちにアドバイスをもらいました。
この特集のPOINT
- ●コミュニケーション能力はどんな場所でも求められている。
- ●聴くチカラと伝えるチカラを意識して磨いてみよう。
POINT
採用担当者に聞く
Q.採用時にコミュニケーション能力を重視していますか?
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相手の話を理解して、自分の考えも伝えることができるのはとても重要だと考えています。
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(STOCK POINT株式会社) -
上手に伝えるよりも、自分の考えを伝えようという姿勢を評価しています。
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(株式会社マルク)
若手社員に聞く
Q.社会人に求められるコミュニケーション能力とは?
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自身が関与していない案件やプロセスの話にも耳を傾ける習慣を持つことが必要だと思います。
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(ヴェネクト株式会社 入社1年目 男性社員) -
話の要点をまとめて、相手に伝わりやすい言葉で話すことが重要だと思います。
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(株式会社エイル 入社1年目 男性社員) -
お客様の意図や好みを読み取り提案することを心掛けています。
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(誠賀建設株式会社 入社5年目 女性社員)
アンケートまとめ
リーダーからのアドバイス
自分と異なる意見を聞くと戸惑ってしまう
私たちは人から話を聞くとき自分に置き換えてしまいがちですが、育った環境も違えば考え方も経験も人によって全く違います。自分が想像していた内容と異なることを言われたとしても自分と相手の違いを認めて、「この人はこう思っているんだな。どうしてそう思うのかな」と想像することが大切です。相手の話を「聞く」ことと「聞き入れる」ことは違うという考えを持つと良いのではないでしょうか。
人から話をうまく聞き出せない
相手の立場になって聞くことが大切です。聞いた話を勝手に解釈して意見を述べてしまうと、「この人は私の話を聞いてくれない」と思われて信頼を失ってしまいます。当法人で重要視している傾聴の一番のポイントは「相手の感覚の中(立場になって)で聞いていくこと」。自分の主観で相手の言いたい事を判断せず、じっくり聞く姿勢が大切です。私たちは相手の言葉の一つひとつを大切にするためにオウム返しする研修も実施しています。
読者からひとこと
相手を理解する努力をして、話を聞くことが重要なんだと気付きました!
人前で話をすると緊張してしまう
面接でもお客様へのプレゼンでも、伝えたいことを繰り返し練習しておくことが大事だと思っています。いざ本番に緊張して頭の中が一瞬真っ白になってしまっても、何かの言葉から伝えたい内容が出てくるものです。ビジネスでは、お互いの考えを伝えあうことが必要で、話す力は生きていく上で必要な力です。仕事を円滑に進めていくためにも、場数を踏み、流ちょうでなくても良いので相手に伝える力を身に付けていきましょう。
話下手でうまく説明ができない
ビジネスの世界では上手に説明をすることは確かに重要ですが、それよりも当社で大事にしているのは、相手をワクワクさせられるかです。例えば、ただ商材の説明をするだけでなく、「導入することでこんな未来が実現できたら面白いですよね」など、将来を意識しながら話しています。 目線が未来に目線が未来に向いている人の話を聞くとワクワクして期待値が上がるので、話下手だったとしても一緒に仕事をしたいと思ってもらえるはずです。
読者からひとこと
なめらかに話すよりも、練習や話す内容が大切だと分かりました!
●第35号(2023年12月発行)掲載